
ボリュームは為替市場において、取引の活況度を示す指標として用いられています。
為替相場のボリュームは株式市場の出来高とは異なり、ローソク足1本分の期間にティックが更新された回数を示すものですが、為替相場では正確な出来高を取得できないために出来高と同じように扱われる場合もあります。
「test_volume」は、ティックボリュームをヒストグラムで表示するインジケーターです。
- 取引の活況度の分析
- ティックボリュームの変化の分析
- チャートの一部にのみボリュームを表示
- 出来高を元にした手法の検証
上記のような場合に「test_volume」は利用できるかもしれません。
test_volumeの概要
「test_volume」を起動するとサブウィンドウ上にヒストグラムが表示されます。
初期設定状態の「test_volume」では、ヒストグラムが白で表示されます。チャートの背景色を白に設定している場合は、背景色かインジケーターの表示色を別のものに変更する必要があります。
インジケーターの表示色を変更するには、「表示中のインジケーター」→「test_volume」→「色の設定」から任意の色を選択すると変更できます。
MT4には「Volumes」というインジケーターが標準でインストールされています。「test_volume」が単色でボリュームを表示するのに対し、「Volumes」はボリュームの増減に応じて色が変化するという違いがあります。
また、「Volumes」がチャート上のすべての期間にボリュームを表示しますが、「test_volume」はチャート上の1/5の期間にのみボリュームを表示します。
インジケーターの見方は「Volumes」と変わらないので、ボリュームを観察している方であれば使い方に戸惑うことも少ないことでしょう。
test_volumeを表示する方法
インジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードしてインジケーターを入手して下さい。
test_volumeのダウンロード先は以下となります。
test_volumeのパラメーター解説
「test_volume」にトレーダーが変更可能なパラメーターはありません。

入力項目 | 入力内容 |
無し | 変更可能なパラメーターはありません。 |
パラメーターの変更はできませんが、ボリュームを表示するだけのシンプルなインジケーターのため、使用する上での不便は少ないでしょう。
まとめ
「test_volume」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
- ティックボリュームをヒストグラムで表示する。
- チャート上の1/5の期間にのみボリュームを表示する。
- 初期設定の状態ではヒストグラムを白で表示する。
「test_volume」は、直近の期間のティックボリュームを確認したい方に向いているインジケーターです。
チャート全体にボリュームを表示したくない場合は、「test_volume」を使用すると良いでしょう。