スミスチャートとは?~きちんと知ると便利です~(その4-1)|テクノシェルパ|WTI

マイクロストリップ線路によるインピーダンス変換をスミスチャート上で説明します。

最初にマイクロストリップ線路の説明、その後線路の特性インピーダンスZ_0と波長短縮率√(ε_eff )の近似式を説明。
マイクロストリップ線路の特性インピーダンスZ_0で規格化されたスミスチャート上にプロットされます。また、線路長が半波長ごとに反射ベクトルは時計回りに1回転します。つまり360°回転します。

一つ具体例を紹介します。
Z1=0+j0 へ比誘電率9.9、厚み0.2mmの基板上にパターン幅0.61mm、長さ13.6mmのマイクロストリップラインを接続。想定周波数を1GHzとした場合、変換されたインピーダンスZ2を求めます。
Z0=25Ωで規格化されたスミスチャート上で90°時計回りに回転することがわかり、規格化インピーダンスz2は0+j1.0(Ω)であり、インピーダンスZ2は0+j25(Ω)となります。

「テクノシェルパ」はWave Technologyの技術コンサルティング・技術者教育のブランド名です。ご紹介しました高周波(RF)の諸課題についても技術コンサルサービスでサポートいたします。

⇒スミスチャートとは?~きちんと知ると便利です~ https://youtu.be/txETLxw9esI
⇒スミスチャートとは?~きちんと知ると便利です~(その2) https://youtu.be/Ls9G6D7g110
⇒スミスチャートとは?~きちんと知ると便利です~(その3) https://youtu.be/TwtnmQ1qQvA
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